曾我兄弟と文化

曾我兄弟の仇討ちは、当時大きな話題となって口づてに広まり、時代と共に語り継がれ、『曾我兄弟』として纏められるようになりました。

『曾我兄弟』は兄弟の不運な生い立ちや、辛い暮らしのなかでも親の敵を忘れずに仇討ちを行った孝心、また、悲劇的な最期を迎える儚さなどが民衆の共感を呼び、文学・芸能の題材として持て囃されることになります。

室町時代になると能や浄瑠璃に、江戸時代は歌舞伎のモチーフとなって大いに人気を博し、歌舞伎で『曾我兄弟』が上演されて以後は浮世絵にもなって「曾我物」と言われる武者の姿を表したものや、役者絵が出版されたようです。

これらの曾我兄弟の仇討ちに信憑性を持たせるものに鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』があります。

これは全52巻に及ぶ壮大な鎌倉時代に綴られた歴史資料で、兄弟の仇討ちが行われた時代の雰囲気を掴むには最適(但し、北条氏に都合良く歪曲されているとされ注意が必要)で、この『吾妻鏡』に書かれた兄弟の話が、美談となり後の文化に影響を与えたと言う点では、曾我兄弟を語る上で重要であるのは間違えようもない書物です。

また、現代でも兄弟の仇討ちをテーマにした書物が発行されており、これらを読んで兄弟への思いを馳せるというのも良いのではないでしょうか。

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